「子どもたちの権力闘争」を読む

「子どもたちの権力闘争」ブレディみかこ著
ブレディみかこさんの本が気になっている。
といっても読んだのは3冊目。
新聞で彼女の記事を読んで図書館で借りた。

イギリスの福祉行政で右往左往する底辺託児所を描いている。
麻薬、アルコール、性、貧困が生み出した親たちの暮らし。
そうした親から育てられた悲惨な状況の子どもたち。
暴力、ネグレスト。
無気力、表情のない子、周りの子どもたちに暴力を振るう子ども。

保守政権と労働党政権の変化の中で翻弄される福祉。
緊縮財政による緊縮託児所と呼ぶ。
先進国と呼ばれるイギリスが、まるで途上国のスラムの話のようだ。

翻って日本はどうなっているのだろうか?
見えない貧困が、わたしたちの暮らしのすぐそばにあるのではないか?
自分にできることは?
歌える限り、子どもたちの味方でいたい。

今日は、9月28日の埼玉育児院のチャリティーコンサートのリハーサル。
ベースの森田さん、磯崎さんのピアノとのコラボが楽しい!
話題の1万円札の渋沢栄一が援助してつくられた施設です。
みなさん来てね。

この記事へのコメント

とっくん
2024年09月12日 19:21
べんさん、またまたベースとピアノのトリオですね。
素敵なコンサートになりそうだ。
ふのっち
2024年09月13日 03:59
この本読みたいです。さがしてきます。

おなかをすかせてる、そんな子たち、実際にいます。
いつもギュッてしています。
私も寄り添っていきたいです。