映画「里山は持続可能な世界だった」鑑賞

とっくん、残念だなあ。
三人合わせて200歳は4年前だ。
大谷選手じゃないけど、3人合わせての記録を探してみよう。


川越のスカラ座(いい名前だ!)でドキュメンタリー「里山は持続可能な世界だった」(原村政樹監督)を鑑賞。
原村さんは、川越に住み、これまでも埼玉県を舞台にした優れたドキュメンタリーを発表してきた。
自然と人間の暮らしは共存できるか?が一貫したテーマになっている。
「究極の自然保護は、人類が滅びることである」となってしまわないように、人の暮らしは自然とどう折り合いをつけたらいいのだろうか。

映画の1シーン。
3世代にわたって、手作りの丈夫な農耕器具を作り続けている鍛冶屋さん。
ある日、家の前に高級車が。
大手ホームセンターのお偉いさんが訪ねてきた。
鍬や鋤など、数千の農耕器具を注文してきたという。
条件は「すぐに壊れるもの」と言われたそうだ。
買い替えの需要のため。
すぐに断ったと。

時代は、使い捨て。
物も心も人も。

人間の幸せはどこにあるのか?
アメリカ型の消費世界は、すでに破滅していると思うのだけど。

地味な作品だが、子どもたちにこそみてほしい。
学校で上映できないかねえ。

10月18日(金)まで。川越スカラ座。午前10時30分から。

今日は川越の初日で原村さんが挨拶を。
映画のパンフレットのサイン会があって声をかけられなかった。
挨拶をせずに失礼した。

今日は雨のため、50人くらいのお客様。晴れていたらもっと。

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午後から、いもこさんを偲ぶ会でお世話になった「くるみの木」の女子会に。
7名の女性とべんさん。
主な話は介護。

お一人のお連れ合いが徘徊を始めた。
家族で話をして、本人に施設に入ることを納得させた。
その悩みと、苦しみの過程を、女子会で共感しあっていた。
女性は、こうして悩みを分かち合っているから困難を乗り越えられる。

これまでの人生、家制度、女性蔑視の世界で、女性はどれだけ苦しんだろう。
だから、女性は人生の向き合い方が意外に呆気カランとしている。
男から見たら驚いてしまう神経。

女性は、家事も介護もしない、口先だけの男の生き方に辟易しているのだ。
こんなことを書いたら、世の男たちを敵に回すかしらねえ。

男は難しい。
それぞれが社会をわたり抜いてきたプライドがある。
競争社会を生き抜いてきた。
妻にだって負けるわけにはいかない。
困ったものだ。

女子会、すごい!
あるべきしてあるのだ。

2時間、すごく勉強になりました。
歌でも創ってみたいなあ。

この記事へのコメント

とっくん
2024年10月06日 20:36
べんさん、「究極の自然保護は、人類が滅びること」、僕は真剣にそうなのではないかと思う時があるよ。
エコだからと言って、電気自動車をというけど、そのための大量生産は変わらないし。
アマゾンの奥底まで行って森林伐採をしてみたり。
戦争もそうだよね。
地球を壊したのは、他ならぬ人類。
とはいえ、これから本気で環境保護、地球保護に力を注がなくてはね。
ふのっち
2024年10月08日 02:40
究極の自然保護は、人類が滅びること。

衝撃的な言葉だけど、昨今の自然災害を思うと、本当にそうかも、、と感じてしまいます。

鍛冶屋さんのお話も衝撃です。
丈夫な品を作り、手入れして、直せるところは直しながら長年大切に使ってもらう、ということが職人さんにとっては1番嬉しいことのはずなのに、そんな注文が来るなんて。。

私も映画、見たいです。