べんさんの文化論

6月に札幌でコンサート。
今度のコンサートでもお世話になる、札幌からKさんが用事で東京に。
打ち合わせを兼ねて交流。
劇団を主宰するKさん、事務所の森田とわたくしの4人。
阿佐ヶ谷で。
名前を書きたいが、一応遠慮。

3時間ほど話を。
今の時代に文化の大切さを語り合うが、難しさも。
影絵劇団の「かかし座」が倒産。
俳優座劇場は吉本興業に売却。

時代の文化を築き上げてきた劇団が経営の危機に。
より商業的な企業が文化を担っていく。
それらの企業が、日本の文化の50年先、100年先を見据えていたらいいのだが、商業的経営で文化に参入しているとしたら、これからの社会は厳しくなる。

それは、小売店が巨大なスーパーに駆逐されていくのに似ている。
大きな企業は、地域の暮らしには興味がない。
儲かるか儲からないかが基準になる。
商業的に身入りがなくなったら、あっというまに撤退する。
残ったのは買い物難民だ。

文化も、そうなりそうな気がする。
文化難民だ。

私たちに何ができるか?
今何をすべきか?
真剣に考えなければならない。
確固とした「地に根付いた文化」を、みんなの力で作り上げる。
それが私たちの仕事なのだと、今日話し合って思ったのである。


それは、クラッシックな文化かもしれない。
音楽や演劇のクラッシック。
50年、100年と受け継がれている文化だ。
ベートーベンに流行りすたりはない。
ビートルズもいまやクラッシック。
絵画ではゴッホ、ルノアールなど。
べんさんは、日本民謡、童歌を考えている。


話は変わる。
べんさんの肩書きを考えた。
「変歌歌手」はどうだろう?
ある真面目な団体に嫌われた。
よし!嫌われるのは、見込みがある証拠だ。

時代遅れだが、時代遅れの文化の中に歴史的普遍性があるのだ。

これいいねえ。
論文でも書こうかしら。

この記事へのコメント

とっくん
2025年05月10日 06:12
べんさん、大規模店舗が乱立することによって、買い物難民もたくさん出たけど、結局、大規模店舗の空き店舗や空きテナントもたくさん出ているよね。
新しい商業施設なのに、テナントがすぐに撤退したり、そもそもテナントが入らなかったり。
建物を作る方と、維持する方がばらばらの意思で儲けようと試みるから、こうなるんだよね。

ところで、変歌歌手(へんかかしゅ?)
変化もするし、変歌も歌うし。いいのではないか!
遊心2
2025年05月11日 00:20
川越れんけい寺コンサート成功おめでとう!
私も参加したかったがですが、なかなか遠いです。

参加するなら、へたなオカリナ演奏ですね。
これまで集めた沢山のオカリナ(C管、F管、G管)を吹き比べてみたい。

ところで、べんさんのネーミングですが、逆に「進化する歌」手でこんなのはどうでしょうか。

  進化歌手

それとも最近流行しているらしい言い回しで、

  シン歌手

なんてのもいいかもね。