ピックでぴっくり

「わたくしは人の話を聞くのが大好きなんだ。自分の話は面白くない。
だってさ、みんな知っていることばかりなんだよ」

神戸の灘区民ホールの前の大きな道路と並行して北側に「水道筋」という商店街がある。
前回の朝ドラの舞台になったらしい。

その路地を入ったところに、カウンターだけのお店で坪谷さんと話した。
こじんまりしたおしゃれなバーといったお店。
女性が1人で切り盛りしている。
お酒を飲んでいて、近くなら、週に何度かは通いたくなるお店。
いい雰囲気なのだ。
大好きな日本酒もあるし。
あーあ、いかん。歌手の間は禁酒だ。

右手の中指の爪が縦に割れて、ギターの指弾きができない。
歌手生命に関わる。

爪の代わりになるフィンガーピックを探している。
何種類か試してみたが、うまくフィットしない。

家にあるピックを探した。
驚いた。(驚くのが好きみたい)
サムピック(親指ピック)が300個以上もあった。
フラットピックは500枚。
46年の音楽活動での収集物だ。
半分捨てた。


その収集物の中に、一番フィットするピックを見つけた。
人差し指、中指の2個分しかないので、ネットで探して注文した。

指の爪が伸びるまで、1ヶ月かかる。
その間は、このピックで乗り切る。

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爪でこんなに苦労したのは初めて。
カルシューム不足なのでしょうか。

「加齢ですね!」
簡単に言われそう。
これからはお肌の手入れと、爪の手入れも。
声の手入れもだ。顔の手入れ、性格の手入れもある。

夕焼けが美しかった。
誰かみたい!

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この記事へのコメント

とっくん
2025年06月30日 20:35
べんさん、金具みたいに見える2つのピックは、まるで南京錠だね。
珍しいコレクションを持っているのだね。
それにしても、ピックだけで800個あったってこと?
千手観音様だな。