お手紙から

とっくんは、あの事務所を知っていたか？
お祭りの時は。2階の事務所から、山車の上の人と目があったのです。
懐かしい！


この10日間、風邪で1度しかお風呂に入っていない。
取り戻さなくては。
明日から1日2回入ることにする。



昨年いただいたお手紙を紹介します。
今読み返して、心がほっこりして、ご紹介します。
九州在住のK.Aさんです。


「音楽活動45周年コンサートの案内を拝見し、懐かしくて、また一言お礼を申し上げたく筆をとったしだいです。

10数年前、たかはしべんさんとべんさんの歌に出会い、心が救われました。
当時の私は小学生なりに、うまくいっていない家庭の状況や、兄と比べられる日々に、心はどこかで追い詰められていました。
そんな時、べんさんに出会い、べんさんのCDを毎日聞くことが、私の心の拠り所となっていました。
言葉に出せなかった当時の辛さや苦しさが、べんさんの歌や、コンサートでかけてもらった言葉で癒され、心のかさぶたが剥がれていったように思います。
本当にありがとうございました。

今でも当時を思い出すと、少し寂しいような気持ちになったりしますが、大人になり、心がしなやかになった私は、当時の小さな私を、優しく抱きしめられるようになりました。
私がこうして、心穏やかに人生を歩めるようになったのも、当時の私を、べんさんは目には見えない音楽と言葉で、たくさんの温かい贈り物をくださったからです。
今は九州にいて、コンサートに行くことは叶いませんがコンサートの成功と、これからもべんさんの歌がたくさんの人の心に届くことをお祈りしています。」



どんな歌手の方も、こうした出会いが多々あると思います。
べんさんは、それほど多くはありませんが、こうしたお手紙をもらうと、天にも登る気持ちです。
天まで登ってしまったら、帰ってこられないような年齢にもなりました。


『大人になり、心がしなやかになった私は、当時の小さな私を、優しく抱きしめられるようになりました』

この文章は、いいなあ。
誰かの人生に関わることができる。
勇気を贈ることができる。

「幸せだなあ。ぼくは1人でいる時が、一番幸せなんだ。」
『君といつまでも』じゃあなかったか？

「幸せだなあ、ぼくはみんなといる時が、一番幸せなんだ」
だよな！

誰かの人生に関われるのは、生きる喜びだ。

Comments

[とっくん]

べんさん、美しい読み物のような手紙ですね。歌手冥利、いや、たかはしべん冥利に尽きるね。